Profile
森 寿美 バリトン
鹿児島県出身。鹿児島県立松陽高等学校音楽科卒業。大阪教育大学教養学科音楽コース卒業。沖縄県立芸術大学大学院修了。2007年よりドイツに渡り、ミュンヘン市立リヒャルト・シュトラウス音楽院大学院を経て、2010年ミュンヘン音楽大学大学院 リート科(マイスタークラス)修了。
第5回長久手国際声楽オペラコンクール(愛知)優勝、第43回アントニン・ドヴォルジャーク国際声楽コンクール オペラ部門 第2位(チェコ・カルロヴィヴァリ)、第79・85回日本音楽コンクール 声楽部門(歌曲)入選、ミュンヘン・ガスタイク音楽コンクール入選 、ABC新人コンサート音楽賞受賞、フランツ・シューベルトと現代音楽国際コンクール(オーストリア)、『Das Lied』国際歌曲コンクール(芸術監督: トーマス・クヴァストホフ)セミファイナリストなど国内外のコンクールにおいて上位入賞する。
これまでに日本や韓国、ヨーロッパ各地での演奏会に出演し、著名な指揮者との共演では、ヘルムート・リリング、ウルフ・シルマー、秋山和慶、大友直人各氏のもとでソリストとして出演した。またミュンヘン放送管弦楽団、カルロヴィヴァリ交響楽団、 JSBアンサンブル(シュトゥットガルト)、ソウルオラトリオ管弦楽団(韓国)、名古屋フィルハーモニー管弦楽団、大阪交響楽団、兵庫県立芸術文化センター管弦楽団等と共演し、バッハ『ヨハネ受難曲』、 ヘンデル『メサイア』、ハイドン『天地創造』、モーツァルト『レクイエム』、 ベートーヴェン『第九』、ブラームス『ドイツ・レクイエム』、フォーレ『レクイエム』、マーラー『さすらう若人の歌』、ヴェルディ『レクイエム』、 ドヴォルジャーク『テ・デウム』等に出演した。
オペラでは『魔笛』パパゲーノ、『ドン・ジョヴァンニ』マゼット、『フィガロの結婚』伯爵、『コジ・ファン・トゥッテ』ドン・アルフォンソ、『愛の妙薬』ベルコーレ、『ラ・ボエーム』マルチェッロ、『妖精ヴィッリ』グリエルモ、『ヘンゼルとグレーテル』ペーター、『メリー・ウィドウ』ダニロ、ラベル『子供と魔法』時計・雄猫、『泥棒とオールドミス』ボブ、『黄金の国』加納源之助、『黒蜥蜴』雨宮潤一等のキャストを務め 、ミュンヘン・プリンツレゲンテン劇場、堺シティオペラ、みつなかオペラ等に出演する。
ミュンヘンの教会においてソリストとして出演するほか、ドイツリートの演奏にも積極的に取り組んでおりドイツ歌曲演奏グループRaum!tのメンバーとして活動するほか、数多くのリーダーアーベントに出演する。また2014年日本演奏連盟主催リサイタル(大阪いずみホール)、NHK-FM『リサイタル・ノヴァ』 に出演するなど活躍の場を広げている。マイスタークラスでは、ヘルムート・ドイチュ、ルドルフ・ピエルナイ、フリッツ・シュヴィングハンマー、シュテファン・ゲンツ各氏のクラスを受講する。声楽を小笠原克美、淵脇和範、大森地塩、ウーヴェ・ハイルマン、ニコラウス・ヒッレブラントの各氏に師事、歌曲解釈をドナルド・ズルツェン氏に師事する。2012年に帰国し、現在は関西を拠点に活動している。 日本シューマン協会、公益社団法人日本演奏連盟、堺シティオペラ各会員。2020年4月より愛知県立芸術大学准教授。名古屋芸術大学非常勤講師。